◆2009/04/21 更新◆
１月４日（日）
晴れ。
ジムに行く途中、氷川神社に初詣。
夜、録画しておいた紅白を見る。
堀北真希が審査員に入っているのは宮ｱあおいが断ったのだろうかとか、藤岡藤巻のもう一人はどうしていないのかとか細かいツッコミどころはさておき、個人的に最大の見所は「動いているエンヤ」。貴重な映像です。
ただし、番組全体は小粒の印象。
無責任な一視聴者としては何かハプニング的なことが起こらないと物足りなく感じてしまう。
小島よしおの海パン程度では「想定内」だ。
小林幸子も回転しながら白煙を噴射しつつ、夜空に消えて行くぐらいのことをやってくれないとインパクトがない。
ベストパフォーマンスは大トリを務めた氷川きよし。相当なプレッシャーだっただろう。よかったね、氷川君。
１月６日（火）
晴れ。
１０時半起床。
渋谷へ。
シネクイントで午後イチの回のチケットを買ってから、文化村通りのフレッシュネスバーガーで朝食。フランフランでアロマキャンドルを購入。
シネクイントで『ラースと、その彼女』。
引っ込み思案で他人とコミュニケーションできない青年（ライアン・ゴズリング）。彼の初めての彼女はリアルドール？
客層が意外と広い。女性のソロが目立つのは単館系ならでは。
原題だとオチがわかってしまう。邦題の勝ち。
問題を抱えた青年を共同体全体がやさしく見守ることで回復の道筋を示す。
かなり微妙なテーマであり、無責任なおとぎ話、あるいは安直なファンタジーに堕してしまう恐れのあるところを、主人公を取り巻く家族と街の人たちの地に足のついた演技がぎりぎりのリアリティの中に作品を踏みとどまらせている。
主人公の義姉を演じたエミリー・モーティマーが印象に残る。
思いやりと慈愛に満ちた「お母さん」。
道玄坂脇のパスタ屋で、サーモンとズワイカニのクリームソース。
その後、ジム。
１月８日（木）
『幻影の書』（ポール・オースター著 柴田元幸訳 新潮社）読了。
飛行機事故で妻と息子を失った大学講師。失意と絶望の日々の中、ＴＶで見た無声映画のコメディアンから生きることへの足がかりを得た彼は、そのコメディアンの評伝を書き始める……。
穏やかでありながら、目眩く展開にストーリーテラーとしてのオースターの力量が遺憾なく発揮された傑作。
映画には、そして物語には人を救う力がある。
１月９日（金）
雨。気温も低い。
新宿へ。
喫茶店でモーニング。近くの席で文筆業と思われる年配の男性が編集者（？）相手にソダーバーグの新作（ゲバラ二部作）について批判を述べている。もっといいエピソードがあるのにソダーバーグはわかってない、みたいな。ふーん。
伊勢丹でクラランスのトータルシャンプーを購入（ジムのロッカーに置いておくつもり）。バーニーズのセールでブルーのシャツ。ジムに行き、高円寺北口で遅い昼食のステーキ。
夜は銀座ブロッサムで『立川談春独演会』。演目は「小言幸兵衛」と「妾馬」。
先日放送の「情熱大陸」取材時のエピソードをネタにした枕で大いに笑ったあとはプロの話芸を堪能。
１月１０日（土）
定額給付金のこと。
国民から集めたお金（税金）をお金以外の形（インフラの整備、サービスの提供etc．）で国民に還元させるのが政治だ。
お金を集めてお金で戻すのであれば、政府は必要ない。
それは政策とは言えない。
焼け石に水の景気刺激策ではなく、もっと本質的なことに税金を使うべきである。
そもそも特効薬があるような「生易しい不況」ではないはずだ。
クリーンなエネルギープラントの開発、教育システムの見直し、食糧自給率の向上……お金の使い道はたくさんある。
こういうときにこそ、国としての「底力」をつけるべきだ。
新しい定食屋（中華）をみつけ、通い始める。
１月１３日（火）
晴れ。
銀座テアトルシネマの朝イチの回で『ブロークン・イングリッシュ』。
３０代女子のパートナー探し。強引で積極的だが、清潔感があってスマートなフランス男を演じたメルヴィル・プポーがよい。ヒロインの仕事である「ホテルの顧客サービス担当」というのは、いわゆるコンシェルジュとは違うのか？
伊東屋でキャップ式の印鑑とシュレッダーはさみ、バーニーズのセールでラベンダーのストールを購入。裏通りの洋食屋でチキンソテー。ジムに行き、夕食は高円寺でしょうが焼き定食。
１月１５日（木）
パイオニアがＬＤプレーヤーの生産、販売を終了とのこと。
実家に残してきた数十枚のＬＤの行く末や如何に？
このまま燃えないゴミと化してしまうのか？
１月１６日（金）
晴れ。１１時起床。
新宿バルト９で午後の回の『チェ ２８歳の革命』のチケットを買ってから、フレッシュネスバーガーで朝食。
観客の入りは２０人強。４００席以上あるので、かなり空いている。年配の男性が多い。
評伝映画として成功しているとは言い難い。
ゲバラがキューバ国内で人気を獲得していく過程が描かれることを期待していたが、いつのまにか国民のアイドルになっている印象。各地の反政府勢力をひとつにまとめていく経過も曖昧。ベニチオ・デル・トラの「なりきりゲバラ」は見事だが、映画全体の出来には疑問が付く。
１月２０日（火）
行きつけのスーパーが３月からレジ袋有料化。
エコバッグを買わねば。
１月２４日（土）
夜、雪が舞う。
１月２７日（火）
マチネで芝居を観るので遅めの朝食をしっかりと。駅近くの洋食屋でヒラメのムニエル。
赤坂ＡＣＴシアターで『リチャード三世』（作 ウィリアム・シェイクスピア／演出 いのうえひでのり）。
醜い外見で歯切れのよい弁舌というのがリチャード三世の魅力。古田新太の発声は不明瞭。
夕食は近所の食堂で鶏の竜田揚げ。