◆2007/09/15 更新◆
５月３日（木）
洗濯をしてから新宿へ。
西口のヨドバシカメラで職場で使う卓上スタンドと小型クリーナーを購入。
高円寺に帰って、グラタン屋でエビドリアとサラダ。
仕事のデータを作ってから、夜は銀座。
丸の内プラゼールで『ラブソングができるまで』。
ハッピーな佳作。
ドリュー・バリモアは“ちょっとイケてない女の子”を演じるときが一番光っている。『チャーリーズ・エンジェル』の怪女キャラは、彼女本来の持ち味ではないと思う。
５月１０日（木）
午後、クリーニングなど雑事。
夜、新宿プラザで『スパイダーマン３』。
久し振りに観客の多い映画館。
パンフレットの表紙左上に「新宿プラザ」と印刷されている。なぜ？
ストーリーは苦戦？ している。エピソードが錯綜し過ぎて、物語の方向が見えにくい。
結局、ｔｏ ｂｅ ｃｏｎｔｉｎｕｅｄ……て、ことか？
５月１５日（火）
新宿バルト９、シアター８で『バベル』。
新宿らしくない映画館。観客は４０人ぐらい。
「日本編」の違和感あり過ぎ。
「日本の風景」を「異国人の視点」でとらえるならば、違和感はむしろ異化効果として機能する。日常が異界に変化する瞬間。それはとても映像的な感動だ（例えば『ロスト・イン・トランスレーション』のように）。だが、本作は違う。いまの日本人が生きる、「いまの」日本を描きたかったはずだ。息苦しい（見苦しい）映画。
夜は渋谷。
シアターコクーンで『藪原検校』（作 井上ひさし／演出 蜷川幸雄／音楽 宇崎竜童）。
盲人の抱える閉塞感が舞台に充満している。
己に課せられた抜け出せない重圧の中で這い上がろうとする主人公の姿は、いつの時代にも通底する。
終演後、新宿。飲み会に途中参加。
５月１７日（木）
朝、雨。
駅に向かう途中でウィダーインゼリーを買って地下鉄に乗る。
渋谷シネマライズ２Ｆで『恋愛睡眠のすすめ』。
観客は男女ともにソロが多い。
現実への着地を最後まで拒み続ける主人公の姿は肯定できないが、たぶん、見所はそこじゃない。
５月２２日（火）
新宿武蔵野館３で『主人公は僕だった』。
客の入りは結構いい。年齢層は高く、ソロが多い。
人生は悲劇か喜劇か、という哲学的なテーマを扱っている。細部に光るシーンがある。ヒロインが経営するケーキ屋を立ち去る際に主人公が「たぶん、悲劇です」と云うあたりとか。
丸ノ内線、日比谷線と乗り継いで、銀座スコッチグレインで靴を買う。黒のプレーントゥ。
伊東屋で転勤する（バンコク）部下への餞別としてウォーターマンのボールペンを購入。
バーニーズ近くの洋食屋で和風ステーキ。
５月２５日（金）
朝、激しい雨音で目が覚める。
１１時起床。
髪を切りに行く。
担当の美容師が辞めたので、これを機に美容室を変えることにした。明治通り沿いのビルの中。初回は手探り。
新宿三丁目のパスタ屋で遅い昼食。たらことウニとキムチ。
夜は洗濯と靴の手入れ。仕事を少し。
５月２９日（火）
人生のあらゆる局面と選択において、我々は再試行性を剥奪されている。
人生は科学ではない。
新宿バルト９、シアター９で『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』。
平日の昼の回ということで、それほど混んではいなかった。
各人の思惑が入り組んだストーリーは複雑。冒険活劇としては、もう少し整理したほうがいい。
「だれ」にとって「どうなる」ことが「あがり（勝ち）」なのかがわかりにく過ぎる。
特に、最も悲しみを秘めたキャラクターであるデイヴィ・ジョーンズの目的が不透明（彼が呪いから解放される道はあるのか？）。上手く使えば、デイヴィ・ジョーンズの悲劇はラストとシンクロする（デイヴィ×○○○の関係は○○○×○○○○○と並置できる）だけにもったいない。
クライマックスのアクションの組み立ては見事。ターザンアクションとチャンバラの組み合わせが絶妙。
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