４月某日
朝食はトースト、紅茶とバナナ、ヨーグルト。
午前中は掃除、洗濯、書類の整理。
午後、外出。陽射しが柔らかい。ジャケットの上にコートをはおると、少し暑いぐらい。ようやく春らしくなった。冬物をクリーニングに預けた後、街へ。ロフトでクリップボード（無印良品）と靴ベラを購入。引っ越してから１ヶ月以上経つが、こういう細々とした雑貨がまだそろっていない。
大通に移動して大丸藤井で小型ノートとボールペンを買った後、アニメイトへ。「ワールドエンド・フェアリーテイル １巻」（箱田真紀 エニックス）を買う。
腕時計のバンドの留め帯が切れていたことを思い出し、ラルズで交換する。税込２，２０５円也。バンドを交換するのは、これで４回目。元が１万円の時計なので、あと１回交換したら元値を超えてしまう。
夕食は近所の中華料理屋でチンジャオロース。帰宅後、川村結花の「Ｌｕｓｈ Ｌｉｆｅ」を聴きながら、「バトル・ロワイアル」の書評を書く。０時半就寝。
４月某日
「刀と首取り」（鈴木眞哉 平凡社新書）、「メルロ＝ポンティ入門」（船木亨 ちくま新書）を買う。
「月の裏側」（恩田陸 幻冬舎）を読了。
映画化されたこともある有名なプロットが元ネタ。登場人物がパニックにおちいることなく、淡々と状況を受け入れていく過程が奇妙な味わいを残す。世界そのもに対するあきらめが作品を支配していて、このあたりのわかりにくさが、圧倒的な筆力を持ちながら恩田陸がメジャーになれない原因のような気がする。もっとも、だからこそ、いいんだけどね。わかりにくいことで伝わるものもある。
夜、ホームページ用の原稿を書いて、１時半寝る。
４月某日
朝食はトースト、キャベツ炒めつき目玉焼き、バナナとヨーグルト。
「無限のリヴァイアス」最終話を観た。
なるほど、だから無限（∞）なのか。終わりから始まる物語もあるということ。
ストーリーを改めて反芻してみると、きつい話だよな。ひと言でいうと「とてもイヤな話」。
ぼくはイヤな作品に出会ったとき、それに対するアクセスをカットしないで、積極的にのめり込み、かみくだき、しゃぶりつくすことで消化しようとする傾向がある。そうしないと、心の安定が保てない。
というわけで、ＤＶＤの１巻を買いに出かけたら、アニメイトにも、アミューズにもＤＶＤはおろかビデオもない。駅前に移動して玉光堂でビデオ版を発見。ちょっと悩んだけど、観られない恐怖の方が優って購入。その後、ヨドバシに行ったら……ありましたよ。ＤＶＤの１巻が。学生の頃なら全ての店を廻ってから買ったものだけど、社会人になると時間が惜しくて、つい手抜きしてしまう。結果がこれだ。もちろん、購入（涙）。現在、ぼくの部屋には「リヴァイアス」の１巻がＤＶＤ、ビデオ両方ある。笑ってやって下さい。ヤケクソになって、サントラとフィルムコミックも買ってしまった。もう好きにして。
気を取り直して、ＴＳＵＴＡＹＡで「カードキャプターさくら」１巻を借りて帰る（この切り替えの早さがオタクなんだよね）。実は未見なのだ。「セイント・テール」も「ファンシーララ」もおさえてるのに、これを観てないのはまずいでしょ。
ぼくらの世代でＣＬＡＭＰといえば「東京バビロン」や「Ｘ（エックス）」のハードでダークなイメージが強いけど、今、小学生くらいの子供達はＣＬＡＭＰといえばコレなんだよな。共同製作とはいえ、同じ作家に思えん。
ローラーブレードをつかったアクションがお見事。さくらちゃんのキャラクターもお見事。とりあえず、「ほえっ」ですか？
大きなお友達から、ちっちゃなお子様まで幅広い層に受け入れられる幸福な作品。
４月某日
「カードキャプターさくら」（アニメ版・１年目のシリーズ）に癒されまくりのオレ。
まさにダメ人間まっしぐら。
オープニングのサビが頭の中で鳴り響くよ〜。
「セイント・テール」より真面目で「ファンシーララ」ほど哲学的ではない。とてもバランスのいいアニメ。
夕食は近所の中華料理屋の八宝菜。帰り道、古本屋で「素敵な活字中毒者」（椎名誠・選 集英社文庫）、「トランプものがたり」（松田道弘 岩波新書）を買う。風が強く、傘の骨が折れそう。
４月某日
定期券の払い戻しに印鑑と身分証明書が必要だって知ってた？
「アイアン・ジャイアント」を観るため、小樽のマイカルへ。天狗山にはまだ雪が残っている。寒くて当たり前である。「アイアン・ジャイアント」については、裏切らない内容と言っておこう。
４月某日
再び「さくら」。
バトルコスチュームばかりフィーチャーされているけど、個人的には私服のバリエーションも素晴らしいと思う。ＴＶアニメの常識を無視している。家の中で中国服を着こなすセンスに、ガード不能。
あと、アクションがいい。カット割りでごまかさないで（それが悪いとは云わないけど）、ちゃんとアニメーションしている。
現時点でのＣＬＡＭＰ最大のヒット作。後世の研究家はこれをもって、ＣＬＡＭＰの代表作とするのだろうか。ちょっと違和感。他意はありません。「さくら」は好きだからね。
原作とアニメに関する記述が入り乱れてるのはわざと。同じ「さくら」ワールドとしてとらえています。